物理学と異世界について
※筆者注 1年前に製作したもののようで、公開したものか忘れました。PCに作りかけの状態で残ってたので多分、初出のはず。
<ロボロの店 左上本棚>
「『21世紀の神との出会いを我々はどう考えるか』」
→10度に渡る国際会議
アジア欧州会合(首脳会合は2016年時点で11回開催)
主要国首脳会議(2017年時点で43回開催)
量子力学に関する用語。現在の物事を全て知りうる存在は、同時に未来も全て分かるとかいうやつ。超越的な存在の可能性を示唆したもの。
<量子力学との関連性>
「観測の限界」
「量子のゆらぎ」
「電子」は物質ではなく状態であり、「粒的」であり「波的」…。「面的広がりを持ちながら」「一点に存在する」ここから導き出されるのは、量子の未来位置は確立でしか予想できないということだ。しかし、観測は波動関数の収縮を意味する。つまり恒常的観測は、重ね合わせの恒常的破壊につながる。
これと同時にどうしても起こる観測誤差部分を、他の電子をコントロールすることにより制御し、結果を同じにする。これが神の御業で……。
うん、お客様の中に理学部の方はいませんか。
量子力学については以下のwebページが非常に分かりやすいので参考にしてください。
(参照日2017.10.10)
とてつもなく雑に説明すると、小さな物質やエネルギーを形作る「量子」というめっちゃくちゃ小さな単位が存在する。この「量子」は「分子」「原子」よりも小さくてなんか色々変。どう変かというと、「観察してない時と観察している時では結果が違う」のである。誰かに見られてるか見られてないかで法則を変えるなんてやべーやつだぜ。
この「量子」の動き方や法則について研究する学問が、量子力学。
さて、シュレーディンガーの猫を思い出してほしい。散々、色んな作品において様々な解釈がなされてきたが、あれは元々、量子力学の解釈(の1つであるコペンハーゲン解釈)の矛盾を示すことを狙いとした思考実験である。
≪実験内容≫
①蓋を閉めると1/2の確立で毒ガスを出す箱の中に猫を入れます。
②次に箱のふたを開けた時に、猫は生きていますか?それとも死んでいる?
蓋を閉めて外側から見えない状況では、猫の生死は分からない。
つまり生きているかもしれないが、死んでいるかもしれない
=生きているし、死んでもいる
「こんなんありえんやん!?」ということを指摘したものである。
では、異世界中の文章で理解しにくい部分をシュレーディンガーの猫の状況を用いて説明する。間違っている可能性もあるので、信じ切らないでほしい。
「量子の未来位置は確立でしか予想できない」
→箱を開けていない私達は、猫の生死は1/2という確立でしか分からない。生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない。つまり生死が「重なり合っている」状態。選択肢を選ぶ前とも。
「しかし、観測は波動関数の収縮を意味する。」
→箱を開けるという事は、猫の生死が確定する、選択肢を選んだ状態。
「恒常的観測は、重ね合わせの恒常的破壊につながる。」
→透明な箱に入れて猫の行動を観察することは、猫の生死が分からなくなる事がない。選択肢が1つしかない。
【恒常】一定で変化のないこと。そのさま。
ここにおける「神の御業」とは、他をコントロールして誤差を無くすことである。
→誤差を無くす。神に選択を委ねるということでは?